ベビーマッサージセラピスト養成講師 miya が想う 子どもに繋ぐ未来

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紫外線不足で骨がもろくなる!

こんにちは!!

アメリカ在住の2児の母、miyaです。

 

子どもたちの未来を今よりも安心出来る幸せな世の中にしていきたい!

という想いで活動しています。

 

 

今回は、紫外線と骨の形成についての内容です♬

 

紫外線を防ぐおすすめの自然な方法(日焼け効果のあるキャリアオイルなど)については、

こちらの記事をご参考ください🌼

 

日光(太陽光)に含まれる紫外線。

この紫外線はビタミンDの生成に関わります。


紫外線は、波長の長さによってUV-A、UV-B、UV-Cの3つに分けられます。


UV-Cはオゾン層に吸収されるため、地表に届くのはUV-AとUV-Bです。

 

UV-Aは遠くに届くので、窓やガラスも透過するため屋内にも届き、

「生活紫外線」とも呼ばれています。


対して、UV-BはUV-Aに比べると波長が短く、

屋内で浴びることはありませんが、屋外での日焼けの原因となるものです。


ビタミンDの生成に関わるのはUV-B!!!

 

皮膚がUV-Bを浴びると、

皮膚に存在する7-デヒドロコレステロールという物質を材料にして

ビタミンDが生成されます。


UV-Bは屋内では浴びられないため、

ビタミンDの生成のためには屋外での日光浴が必要です。

 

屋内で日光浴をしても、ガラスに遮られて意味がないのです・・・

 

 

それでは、どのくらい日光にあたれば効果があるのでしょうか。

 

 

ビタミンD生成に必要な日照時間は太陽の位置によって変わるため、

季節や地域の紫外線の強さによって違います。


また、UV-Bは皮膚の細胞のDNAを傷つけ、皮膚がんの原因にもなるため、

皮膚への悪影響を及ぼさない範囲での日光浴が重要です。

 


10㎍(マイクログラム)のビタミンD生成に必要な時間、

および

皮膚に悪影響が出はじめる時間

札幌、つくば、那覇の3地点で検討した研究報告があります。

(晴天日に顔と両手の甲を露出させたという基準で時間が算出されています)

 


それによれば、

10㎍のビタミンDが生成されるのが

夏季(7月の12時)で

那覇…5分、

筑波…6分、

札幌…8分

 

 

皮膚への悪影響

那覇…16分、

筑波…20分、

札幌…25分

で出はじめる

 

という結果でした。

那覇と札幌で3分ほどしか差がなく、この時期は地域を限定せずに10分程度の日光浴が望ましいといえます。

 

 

 


冬期(12月の12時)では、

 

10㎍のビタミンDが生成されるのに

那覇…14分、

筑波…41分、

札幌…139分

 

 

皮膚への悪影響

那覇…42分、

筑波…98分、

札幌…300分以上

 

かかるという結果でした。

那覇と札幌で約120分の差が出ますので

適切な日光浴の時間は地域によって変わると考えたほうがよいでしょう。

 

 

 

 

 紫外線がもっとも強い時期】

一日のうちでは、昼の12時頃。

季節でいうと6月から8月にかけて。

 

同じ12時で比べれば、

北の札幌より緯度が低い南の那覇の方が紫外線は強く、
沖縄は北海道と比べて年間で2倍程度紫外線量が多くなっています。

 

 

 

 

【 必要なビタミンD量 】

「日本人の食事摂取基準(2020年版)」策定検討会報告書によると

成人でのビタミンDの食事摂取の必要量として示されているのは10㎍/日です。

 

食事からのビタミンD摂取の必要量として示された数字は10㎍/日でしたが、

 

実際の日本人の調査データではなかなか食事から1日あたり10㎍を摂取できていない現状がうかがわれます。


令和元年国民健康・栄養調査では、日本人の食事からのビタミンDの平均摂取量は6.9㎍/日でした。

 


食事からのビタミンD摂取の目安量としては、

 

18歳以上の男女で8.5㎍/日

 

と設定されました。

 

 

18歳以上の男女で8.5㎍/日という目安量は

 

高齢者(65歳以上)においても変わらず、

 

妊婦、授乳婦であっても変わりません。


18歳未満、とくに小児では成人と比べた体格差を考慮して、

8.5㎍/日より少ない量が目安量として設定されています。


1歳未満の男女(乳児)は5.0㎍/日が目安量となっています。


一方、18歳未満でも成人以上の数字が設定されていることもあり、

15~17歳の男性では9.0㎍/日、

12~14歳の女性で9.5㎍/日と目安量が設定されています。

 

 

【ビタミンD不足で起こること】

腸管からのカルシウム吸収の低下と

腎臓でのカルシウム再吸収が低下し、

カルシウムが不足して低カルシウム血症となります。

 

そのため、骨の軟化がおこり、

成人、特に妊婦や授乳婦では骨軟化症になります。

 

また、小児の場合は骨の成長障害が起こり、

姿勢が悪くなったり、足の骨が曲がったり、くる病になったりします。

 

 

 

異常な紫外線対策も、考えものですね💧

 

miya